30手前に家を建てる
桃太郎の国から独眼竜の国へ参勤交代でやってきたオヤジです。
気がつけば30手前。娘も2人おります。
この子達に、いつでも何があっても帰ってこれる家を東北に建てる。これって大事なことだと思ったんです。
土地から買って、今日設計契約してきました。
備忘録としてメモを残します。
家を建てる時に大事なことって?
・お金
・土地
・建ててもらうメーカー
上から順に大事なことだと思います。
お金いくらいるの?
よく目にする、手持ち0円で家を建てるって話。すまないな、ありゃ嘘だ。
昔と違って、諸費用含め100%融資されるものも増えてきました。が、融資がされるのは、建築確認申請が通った後なので、それまでに必要なお金は、手持ちから払う必要があります。ここで、土地から買うと大体200万ほど必要です。
そして、超低金利な今、借りすぎに注意する必要があります。この辺の勉強は、自分でみっちりやりました。
最初、fpの相談サービスも受けましたが、とあるメーカーへの忖度など目立ち、公平性が疑われたため、自分でやることに決めました。
結果fp2級を取得するに至ります。
土地、、どうすんの?
3年住んでいる古い団地の中に土地が出ました。移動距離300mです。
ハザードマップも問題ないし、自治体の子育て政策もまぁまぁ。学校も近く特に問題は聞かないので、諸条件はクリア。
旧地名も今と変わりなく、もともと山で、造成から45年ほどたち、いい感じの土地です。
3年住んでていいとこだし、近所の顔も雰囲気もわかる。ここに決めました。
建てるメーカーを決める
ここが最後一番頭を悩ませたポイントです。
最初とにかくいろいろなメーカの資料を取り寄せ見てました。
大きく分けると3つのタイプのメーカーに分けられました。
・地元工務店系
・中堅ビルダー
・大手ハウスメーカー
結局、地元工務店に最後は決めるのですが、紆余曲折ありました。
この中で、大手ハウスメーカーは、コスパの悪さから早々に退場となり、地元工務店と中堅ビルダーの一騎打ちとなります。
頼むメーカーで悩む
中堅ビルダーとは北州ハウジング。対する地元工務店とはみのり建築舎。
どちらも高気密、高断熱で住宅性能的にはほぼ互角です。大きく異なるのは、会社規模からくる保証制度の違いと、不動産部門の付加価値、
暮らしの捉え方です。
特に異なるのは保証。とりわけ長期優良住宅への取り組みです。
長期優良住宅への対応は、ある程度の会社規模でないとなかなか厳しいのが現実。
しかし金銭的なメリットは、単体で800万以上の年収かつ5000万以上の借り入れでないと、申請時にかかる費用と長期優良で減免される税金の差し引きによる金銭的なメリットはほぼないので、微妙な制度です。。扶養控除とかもあるとなおさら微妙です。
次に、住むストックのような不動産付加価値を高めるサービスを利用できるか、について考えました。過去の中古物件の取引などを見ると、不動産の取引はやっぱり土地先行で検討されるのが現実で、建物の付加価値は低く見られる傾向にあるし、メリットは少ないと判断しました。
それぞれのメーカの仮プランと概算見積もりのトータルと、建物仕様で比較検討すると二社は僅差。若干建物仕様のコスパ的には北州が上回っています。
そうなると最後、それぞれのメーカが建てる建物の、暮らし方の提案が自分に合うかです。
北州の建物は、厳しい自然の中でも快適に暮らせる家。北欧スタイルなおうちを得意とします。
一方みのり建築舎の建物は、自然と調和する昔の日本のスタイルに快適性をプラスしたおうちを得意とします。
私は、みのりの家の方がスタイルに合っていると思い決めました。
両社とも本当にいい家で、価格以上の価値がある家ができると思いました。みのりの決め手は、本物の木を本物の職人が仕上げるというところでした。
ちなみに、施工途中の現場を見学しに行く日の朝、断るつもりで見学に行ったのに、契約を決めて帰ってきました。
だって、追っかけ継と金輪継が見事で、こみ栓も丸じゃなくて角栓で、手刻みなんだぁぁぁと心動かされてしまいました。
自分が家のファンになれるって一番大事だと思ったから、もう迷いませんでした。
これからなにするの?
ここまで長々書きましたが、設計契約を結んだことで、ここから本格的に設計が開始されます。
また、ちょこちょこ更新します。